みなさんこんにちは。おいなり夫婦です。
「持ち家vs賃貸」論争。FIRE界隈では賃貸派の方が多い印象ですが、おいなり夫婦はマイホームを購入しています。
ところで、FIREあるいは住宅購入を検討する周りの方々に目を向けると、20代~40代の人が多いのではないでしょうか?
そうなんです、FIREと住宅購入って、実は考える時期や年代がかぶっているんですよね。
もしFIREもマイホーム購入も自分の夢であれば、たった一度の人生、どちらも達成したいですよね!
そこで今回は、FIRE達成を目指しながらマイホーム購入を考えている方向けに、注意すべきポイントをまとめました。
マイホーム購入が気になっている方、迷っている方、ぜひ参考にしてみてください!
おいなり夫婦がマイホーム購入を決めた理由はこちら↓
FIRE目指しながらマイホーム購入!注意すべきポイント
FIREとマイホーム購入の両立を目指す人が注意すべきポイントは、以下の5つです。
1.FIRE達成後も住みたいと思える場所か
2.リセールバリューが高い物件か
3.ローン返済額に無理はないか
4.FIREまでのロードマップは成立しているか
5.FIRE達成後に思い描く生活が出来る家か
それぞれ順番に解説していきます。
1. FIRE達成後も住みたいと思える場所か
1つ目は、FIRE達成後も住みたいと思える場所かという点です。
FIREやサイドFIREを達成すると、最低限の生活費を資産運用で賄っている状態となります。
会社経営や不労所得でお金がザックザク!という方以外は、住宅購入をFIRE達成後にするのはあまり得策とはいえません。
そうなると、FIREを目指す途中で住宅を購入し、長期的にその場所に住むことが前提となります。
価格が安い物件だったとしても、病院や駅まで距離があったり、車での移動が必須となるような場所だと、歳を重ねた時にだんだんと住みづらくなってしまいます。
また、働いているうちは仕事帰りに駅前で買い物できたけれど、リタイア後はそもそも出歩くことが減り、遠くのスーパーに行くことがとても不便に感じるかもしれません。
その場所で長く暮らせるかどうかは家選びの非常に重要なポイントです。
また、FIRE達成後は海の近くに住みたい!田舎でのんびり暮らしたい!など、リタイア後のイメージが明確な方もいらっしゃると思います。
FIRE後の生活と、現状の生活圏が異なる場合は、FIRE後の引っ越しや住宅購入資金もライフプランニングに組み込んでおくことをオススメします。

うちはお寿司屋さんも近いから、いなり寿司がずっと食べられて嬉しいよ!

FIRE達成後もずっと続いてほしいね!
2. リセールバリューが高い物件か
2つ目は、リセールバリューが高い物件かという点です。
FIREに向けた資金形成は、「年利5%で運用したら…」「生活費が〇〇円だったら…」というように仮説で成り立っている部分が多いです。
不測の事態で生活が崩れるリスクがあるわけですが、住宅ローンを組むことは不安要素をもう一つ抱えるということでもあります。
そうしたデメリットを補うためにも、物件のリセールバリューが高いことは必須条件といえます。
リセールバリューが高ければ、万一のときや、老後に施設に移り住むなどを考えたときに家を売却して、そのための資金を得ることができます。
リセールバリューの高い物件の条件としては、例えば、
・地価の変動が少ない、あるいは上がっている
・駅に徒歩圏内で行ける
・(マンションの場合)周辺物件の値下がり幅が小さい
・需要の高い間取り
などに着目して探してみると良いと思います。

条件の良い家に出会えるかは、縁の要素も大きいから根気強く探しましょう!
3. ローン返済額に無理はないか
3つ目は、ローン返済額に無理はないかという点です。
月々のローン返済額が現実的かどうか必ずシミュレーションをしてください。
理由としては、賃貸のように「家賃の負担が大きくなってきたから、安いところに引っ越そう」ということが気軽にできないからです。
おいなり夫婦は、ローン金額の目安として以下に注意しました。
・ローン総額が、リセール時の想定売価を大幅に超えないこと
・夫婦どちらか1人だけでも払える金額でローンを組むこと
・地域の家賃相場より毎月のローン返済額が低くなること
リセール時の想定売価は、戸建てであれば土地の値段、マンションであれば近隣の似た条件の物件(間取りや階数)が中古でいくらくらいで売られているかを参考にすると良いでしょう。
夫婦片方でも返済できるローン額にしておくと、育休や産休での収入減、あるいは共働きではなくなったときの負担が軽減されますよ。
4. FIREまでのロードマップは成立しているか
4つ目は、ローン返済や諸費用を含め、FIREまでのロードマップは成立しているかという点です。
もし過去にFIRE達成に向けてライフプランニングしていたとしても、住宅購入を検討する場合は再度実施してください。
このとき、固定資産税や数十年後の修繕費なども組み込んでおきましょう。
余裕があれば、繰り上げ返済について試算してみることもお勧めです。
繰り上げ返済することで、総返済額を下げることができますし、住宅ローンは高額なので金利も馬鹿になりません。
繰り上げ返済額や、返済年数など様々なパターンを組み合わせて試算し、自分たちに合ったライフプランを検討してみてください。
生活防衛資金が極端に下がるような時期があったり、ほかのライフイベントによる出費と重なることで収支のバランスが極端に崩れてしまう時期があれば、対策を考えましょう。
ライフプランニングの作業は時間がかかりますし、夫婦での話し合いも重要です。
ちょっと複雑で面倒なので、やっぱり無理かな…と挫折してしまう人も多いです。
でも、この段階で様々なリスクを洗い出し、対策を考えて納得して選択ができたら、ゴールのFIREまでぐっと近づきますよ!
腰を据えて、夫婦で頑張って取り組んでみてください。

ライフプランニング、大変だったなあ…

私は数字がまるっきりダメだから、いなりが頑張ってくれてありがたかったよ~
おいなり夫婦の住宅ローン返済と資金計画については、こちらの記事をご覧ください↓
5. FIRE達成後に思い描く生活が出来る家か
5つ目は、FIRE達成後に思い描く生活が出来る家かという点です。
1点目に記載のとおり、購入する住宅に長い期間住むことになります。
つまり、購入するときにFIRE・サイドFIRE後の生活を思い描いて、それを実現できる間取りや性能の家にする必要があります。
例えば、FIRE後に絶対家庭菜園をしたい!と思っている人は、庭付きか、広いバルコニーのある家か、シェア畑が近い場所などが条件に挙げられます。
自宅をオフィスと兼ねる形にしてサイドFIREをしたい人は、仕事用のスペースや部屋を確保する必要があるかもしれません。
ほかにも、趣味を楽しみたい方は専用の部屋がほしいなど、理想のFIRE生活を実現させるためにぜひじっくりと考えてみてください。
お子さんが独立した後の部屋を趣味の部屋に使うなど、ライフイベントと合わせて検討することもオススメです。

先々のことまで見通すのは難しいから、夫婦で理想の形をよく話し合うのが大切!
まとめ
FIREを目指す人が、マイホーム購入を検討するときに注意すべきポイント5つをご紹介しました。
今回取り上げたポイントに注意すれば、持ち家をメリットにできるはず。
とはいえ、マイホームは大きな買い物です。時間をかけて、じっくり検討してみてくださいね!
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