FIREを目指し始めよう!という方に向けて、再現性の高い手順をイチからご紹介する連載シリーズ「目指そうサイドFIRE!入門編」。
直近2回の記事では、投資につきものの「リスク」についての説明や、リスクを下げるための考え方などをご紹介してきました。
第5回となる今回は、代表的な投資手法についてそれぞれの特徴をお伝えします。
是非最後までお読みください♪
▼「目指そうサイドFIRE!」のこれまでの記事はこちら
シリーズ記事一覧
第1回:生活費いくらかかってる?
第2回:収入減に備える!生活防衛資金の考え方
第3回:投資の基本知識を学ぼう!リスクとリスク許容度について
第4回:投資検討時の3つの観点とリスクを下げる3つの考え方
代表的な投資手法について
今回ご紹介するのは以下のものです。
・株式投資
└国内株式
└海外株式
・不動産投資
└国内不動産
└海外不動産
・投資信託
└インデックス
└アクティブ
└REIT
└ETF
└ロボアド
└ヘッジファンド
・為替取引
└外貨預金
└FX
・債権
└公共債
└社債
・仮想通貨
・金
それぞれについて、「トータルのリスク(&リターン)」と前回の記事でお伝えした、投資を考える際の3つの観点、そして補足の説明を合わせてご紹介します。

点数は高いほど高評価という意味だよ!

記事内の各得点はおいなり夫婦の個人的な主観に基づくものです。投資のご判断は自己責任でお願いします!
株式投資
投資の手段としては最もポピュラーなものかと思います。
株購入時の価格と売却時の価格の差額を「キャピタルゲイン」として受け取れる他、配当金や株主優待などを「インカムゲイン」として受け取ることができます。
※海外株式の場合は、株主優待がない企業も多いのでご注意ください
「自分が知っている会社」に気軽に投資することもできますが、しっかりと利益を上げたい場合には企業情報や、業界動向など様々な情報を分析する必要が出てきます。
加えて海外の株を買う場合には、その国の景気や為替などにも気を付けた方が良いでしょう。
また、リスクを下げるためには1つの業界・企業にあまり集中投資せず、分散させることをオススメします。
国内株式 | 海外株式 | |
手堅さ | 3 | 3 |
簡単さ | 2 | 2 |
必要な自己資金の額 | 2 | 4 |
利益が出るタイミング | 短期:〇 長期:〇 |
短期:〇 長期:〇 |
初心者へのオススメ度 | 3 | 4 |
不動産投資
「投資の王様」と呼ばれるのが不動産投資です。
アパート経営、ワンルームマンションへの投資など様々な形がありますが、共通するのは長期的な利益を生むのに向いているということ。
古い物件をオシャレにリノベーションして貸し出すことは我々夫婦も憧れたりします♪
良い物件を入手して適切に管理すれば安定した不労所得を生み出してくれますが、管理の手間や空室リスク、初期コストが高いことなどには気を付ける必要があります。
国内不動産 | 海外不動産 | |
手堅さ | 2 | 1 |
簡単さ | 2 | 1 |
必要な自己資金の額 | 2 | 1 |
利益が出るタイミング | 短期:△ 長期:◎ |
短期:◎ 長期:◎ |
初心者へのオススメ度 | 2 | 1 |
投資信託
個人投資家から集めた資金を、専門家やAIが運用してくれるという投資手法です。
手間がかからない代わりに、「信託報酬」といった手数料を支払う必要があります。
投資信託には、以下のような様々な種類があります。
・インデックス
株式市場の指数(TOPIXやNASDAQなど)と連動した結果を出すことを目指す投資信託。
・アクティブ
プロが専門的な知識や経験をもとに指数を上回る結果を出すことを目指す投資信託。
・ETF
インデックスと似ているものの、金融取引所自体に上場していていつでも売買が可能な投資信託。
・REIT
投資家から集めた資金をもとにプロが大規模な不動産を購入し、そこから上がる利益を再分配する、不動産版の投資信託。
・ロボアド
自分の投資に対してのスタンスを分析したAIが、自動で運用を行ってくれる投資信託。通常の投資信託に比べて手数料が高いものが多いことに注意。
・ヘッジファンド
始めるのに高額な資金が必要なものの、様々な商品を組み合わせることで相場がマイナス傾向の時にも利益を出すことを目指す富裕層向け投資信託。
インデックス | アクティブ | ETF | REIT | ロボアド | ヘッジファンド | |
手堅さ | 4 | 3 | 4 | 3 | 3 | 4 |
簡単さ | 4 | 4 | 3 | 2 | 5 | 1 |
必要な自己資金の額 | 4 | 4 | 4 | 3 | 4 | 1 |
利益が出るタイミング | 短期:△ 長期:◎ |
短期:△ 長期:〇 |
短期:△ 長期:◎ |
短期:△ 長期:◎ |
短期:△ 長期:〇 |
短期:〇 長期:◎ |
初心者へのオススメ度 | 5 | 2 | 4 | 3 | 4 | 1 |
為替取引
2種類の通貨を交換することで、利益を得る投資手法です。
外貨預金、FXなどの種類がありますが、手法によってリスク&リターンの大きさや、利益が出るまでにかかる時間が大きく異なります。
FXは、為替レートの変動を予測して、通貨が安い時に買って高い時に売ることで利益を得ます。
レバレッジを利かせて大きな金額を動かすこともでき、基本的には短期間でハイリスク・ハイリターンな取引を繰り返す手法ですが、「スワップポイント」と呼ばれる長期的に得られる利益もあります。
一方外貨預金は、外国の通貨を日本よりも金利の高い外国の銀行に預けることで中長期的に利益を得ていく手法です。
一般の普通預金に比べると高い金利を得ることができますが、日本円を外貨に交換する時と外貨を日本円に交換する時の2回、かなり高い手数料を取られることや、為替レートによっては損をする可能性もあることに注意が必要です。
FX | 外貨預金 | |
手堅さ | 1 | 4 |
簡単さ | 3 | 5 |
必要な自己資金の額 | 4 | 3 |
利益が出るタイミング | 短期:◎ 長期:△ |
短期:△ 長期:〇 |
初心者へのオススメ度 | 1 | 1 |
債権
国や地方自治体が発行する「公共債」や企業が発行する「社債」を購入することで手に入るのが債権です。
元本割れのリスクは限りなく低いですが、債権から得られる利益である金利もそこまで高くはありません。
国債には3年・5年・10年の満期が用意されており、2022年1月26日時点で10年物の国債の金利は0.134%と銀行預金に預けるよりはマシという程度になっています。
社債については国債よりも金利は高いですが、株式と違って企業が成長しても価格が上がることはありません。
リスクの少ない安定した金融商品を取り入れたい時に、債権を利用しましょう。
公共債 | 社債 | |
手堅さ | 5 | 4 |
簡単さ | 4 | 4 |
必要な自己資金の額 | 2 | 3 |
利益が出るタイミング | 短期:△ 長期:〇 |
短期:△ 長期:〇 |
初心者へのオススメ度 | 4 | 3 |
仮想通貨
実在の通貨ではなく、データとして存在する通貨を売買する手法です。
購入時の金額と売却時の金額の差額をキャピタルゲインとして利益にします。
相場の変動が大きく、上手くいけば短期間で大きな利益をあげることができます。
また、FXと同じくレバレッジを利かせて取引を行うことも可能ですが、その分損をした際のリスクも大きくなっています。
データ上のものであるとはいえ「通貨」として存在するため、決済に対応した店舗では実際にお金として使用することもできるというのも特徴です。
仮想通貨 | |
手堅さ | 1 |
簡単さ | 2 |
必要な自己資金の額 | 3 |
利益が出るタイミング | 短期:◎ 長期:△ |
初心者へのオススメ度 | 1 |
金
守りの資産と呼ばれる安定した資産価値を持つ商品です。
これまで紹介してきた商品と違い、「実物資産」としての価値を持っているのが特徴で、国際情勢の変化や災害時に価格が上昇する側面があります。
資産の取得方法については、ゴールドバーや金貨などの現物を買うやり方もあれば、定額の積み立てで銀行や証券会社などを通して購入するやり方、金のETFまで様々なものがあります。
利子や配当金などのインカムゲインが得られず、手数料が比較的高額になるといったデメリットもあるので注意が必要です。
金 | |
手堅さ | 4 |
簡単さ | 3 |
必要な自己資金の額 | 2(方法による) |
利益が出るタイミング | 短期:△ 長期:〇 |
初心者へのオススメ度 | 2 |
以上、代表的な投資商品について紹介しました!
今回ご紹介した中には、ある程度投資に慣れてから手を付けないとリスクが高いものもありますので、まずは初心者へのオススメ度が高いものを検討していただくのが良いかと思います!
次回は、節税効果でお得に投資が行える制度である「NISA」についてご紹介します。
↓第6回はこちら↓
コメント
様々な角度からサイドFIRE目指せそうですね。
幅広く分散するのが良いと思いました。
ブログ運営がんばって下さいね(^^)/
みけねこさん
コメントありがとうございます!十人十色のサイドFIREの目指し方がありますよね。
我が家は臆病なのであまりリスクを取らずに目指せる方法を模索してます!
みけねこさんもブログ頑張ってくださいね♪