目指そうサイドFIRE!【入門編】 -3.投資の基本知識を学ぼう!リスクとリスク許容度について-

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みなさんこんにちは、おいなり夫婦です。

資産運用や投資もだいぶ一般的になってきた感がありますが、始めるまでは「訳の分からないギャンブル」というイメージがある人が多いのではないでしょうか?(我々もそうでした)

ただ、投資はしっかりと自分に合ったスタイルを見付けられれば、大事なお金を増やすための強い味方になってくれます。

今回の記事では、投資に関する基礎知識をお伝えしつつ、投資を始める上で重要な「リスク」についてご説明していきます。

▼「目指そうサイドFIRE!」のこれまでの記事はこちら

シリーズ記事一覧
第1回:生活費いくらかかってる?
第2回:収入減に備える!生活防衛資金の考え方

投資に関する基本知識

投資とは?

投資とは、利益を見込んで自分の資金や資産を投じることです。

資産運用としては、株式や債券、不動産などの金融商品に対してお金を投じることを指します。

ただ、広い意味でスキルアップのために有料のセミナーを受講したり、美容のために高価な化粧品を購入したりといった「自己投資」も投資と言えるかもしれません。

投資には大なり小なりリスクが伴いますが、投資の中にもリスクの高いものと低いものがあります。

また、リスクに対して得られるものを「リターン」と呼びますが、資産運用におけるリターンは①キャピタルゲイン②インカムゲインの2種類があることを覚えておくと良いでしょう。

2種のリターン

①キャピタルゲイン
保有していた資産を売却することによって得られる売却益のこと

②インカムゲイン
株の配当金や不動産の家賃収入など継続的に受け取れる収益のこと

金融商品には①と②どちらかのみがある商品(例:金投資)と、①と②の両方がある商品(例:株式、不動産)があります。

「投機」「ギャンブル」…投資との意味の違いは?

「投資」とよく比較される用語として、「貯蓄」「投機」「ギャンブル」などがあります。

投資や資産運用を学ぶ上で、これらの用語と投資の違いを知っておくことは重要です。

3つの用語との意味の違い

・貯蓄と投資の違い
お金をただ貯めて蓄えるのか、何かに投じるかどうかの違いがあります。貯蓄には元本割れのリスクはありませんが、投資にはプラスになる可能性も元本割れするリスクもあります。

・投機と投資の違い
長期的に成長を期待する投資と異なり、投機は短期的な相場の動きに合わせて利益を得ようとする行為のことです。損した人と得をした人を合計するとプラスマイナスゼロになるというのも投機の特徴と言えるかと思います。

・ギャンブルと投資の違い
ギャンブルは投機に似ていますが、さらに「胴元」となる存在がいるものです(胴元の例:カジノのディーラー、競馬の国営団体など)。胴元の利益が確保された後のお金を、参加者間で配分する形式になっています。

いなり
いなり

ギャンブルっていうと、僕宝くじって夢があって好きなんだあ

いなり子
いなり子

宝くじは胴元の「国」が50%以上手数料を徴収する負け戦よ…

投資のリスク

投資のリスクの種類について

次に投資に関する具体的なリスクについてご説明します。

資産運用の対象となる金融商品のリスクとしては、以下のようなものがあります。

金融リスクの種類

価格変動リスク
金融商品の価格は景気や企業の業績、為替相場など、様々な要因によって日々変動しています。持っていた株の株価が値下がりするなど、金融商品の価格変動により、期待していたリターンが得られず、損失を被ることがあります。

・金利変動リスク
一般に、金利が上がると債券の価格は下がり、金利が下がると債券の価格は上昇します。債券を組み入れている投資信託の基準価額も、この金利変動の影響を受けます。

・信用リスク
株式や債券などを発行している企業や地方公共団体などの経営状態・財務状態が悪化すると、元本や利子が予定通り支払われないリスクが高まります。これにより、株式や債券、投資信託等の金融商品の価格は値下がりします。

・為替変動リスク
為替相場が変動することで、外貨建の金融商品の価値が変動するリスクです。投資した時より円高になると、外貨建の金融商品を円で受け取った場合の価値は下がり、損失を被る場合があります。円安の場合は、その逆のことが起こります。

・カントリーリスク
国の信用リスクのことです。海外の株式や債券、それが組み込まれている投資信託等の金融商品の値動きに影響します。国の政治や経済、社会情勢の状況によりリスクが変化します。

いなり
いなり

いろんなリスクがあって、何を気にすればいいのか分からないなあ~

いなり子
いなり子

リスクの詳細は、個別の金融商品を検討する時に考えればいいと思うよ!

リスク許容度について

このように、投資にはリスクがありますが、基本的にリスクとリターンは表裏一体です。大きなリターンが得られるものはリスクも大きくなっています。

実際に自分が投資する金融商品を選ぶ際に重要になってくるのが「リスク許容度」という考え方です。

これは、リスクをどのぐらいまで許容するかのレベルのことで、個々人のリスク許容度を決めるための要素としては以下のようなものがあります。

リスク許容度を決める要素の代表例

・年齢(時間)
資金が必要な時期までに長く運用できる人の方が、損失が出ても、資金が必要な時期までに損失をカバーする時間があるため、リスク許容度は大きくなります。

・家族構成
家族が少ない人は、家族が多い人に比べて支出が少なく、投資に回せるお金が比較的多いため、リスク許容度は大きくなります。

・資産
資産規模が大きいと、生活に必要な資金以外に投資に回せるお金が比較的多くなるため、リスク許容度は大きくなります。

・年収
資産と同じく年収が多いと、入ってくるお金から投資に回せるお金が比較的多くなるため、リスク許容度は大きくなります。

・性格や経験
他の要素でリスク許容度が大きくても、資産が目減りすることに抵抗感がある人は、リスク許容度が小さくなります。

リスク許容度を測ろう!

実際自分がどの程度のリスク許容度があるのかを知りたい人は、各金融機関がリスク許容度を診断するテストを用意してくれてるのでそちらをやるのもオススメです。

▼オススメのリスク許容度テスト
一般社団法人全国銀行協会
モーニングスター証券
明治安田生命

自分のリスク許容度を知って、無理のない投資をしましょう!

次回は、具体的な投資手法の種類をご説明しつつ、自分に合った投資商品の選び方も解説します♪

↓第4回はこちら↓

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